プロジェクト概要

プロジェクト概要

【ナノ材料の界面・構造制御プロセスサイエンス】は材料の社会実装に向けたプロセスサイエンス構築事業(Materealize)として2019年度より始動。様々な分野で利用が期待されるナノ材料の『材料・プロセス設計原理の構築』を目的とし、相平衡推算、物性推算に基づきナノ材料の各単位操作プロセスを体系化し、さらにプロセス-構造-物性・機能相関データベースにまとめることで、ナノ材料の社会実装基盤を構築します。

概要図

計画

  • (1)

    プロセスサイエンス構築に向けて

    反応、混合、分離、混練、構造形成(塗布、乾燥等)、それぞれについて、ナノ材料の表面・界面が与える影響を定量的に評価し、相平衡推算、物性推算に基づくナノ材料の単位操作体系をまとめます。

  • (2)

    産学官からの相談先構築に向けて

    共通基盤ニーズを抽出するコンソーシアムと、蓄積したデータ・設計情報とともに、網羅的探索実験、高速解析、計算科学を連動させた超高速材料開発技術基盤を提供するセンターを設置し、ナノ材料の社会実装を支援します。
    コンソーシアムウェブサイトへ

プロジェクトの将来展望

各単位操作プロセス知見を統合し、プロセス-構造-物性・機能相関データベースの構築を目指します。さらに、高速探索実験、高速・高度解析、計算科学の連動による超高速材料開発技術基盤を開発し、データ・設計情報のみならず、高速実験・解析・計算科学の場を外部に提供する「製品・プロセス設計基盤・AI DBセンター」(産学官の相談先)を設けます。
この体制をプロジェクト終了後も維持し、AI支援による自動合成・自動DB構築システムにより恒久的にデータベースをアップデートすることにより、産業の新ニーズに対応していきます。

プロジェクト基盤